2004年12月15日 wed. → 23日 thu. 11:00 - 20:00
International Design Center NAGOYA Bldg. 4F Design Gallery
名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク内デザインセンタービル 4階
社会のいろいろな場面に登場してくる「こども」というキーワード。それだけ社会の中でも関心が大きくなっている。こどもが成長していく段階で、より「よいもの」に接してほしいと願う心は社会においてまっとうな思考であるが、ここ数年、こどもを取り巻くマーケットはだんだん飽和に向かっている。過剰な愛はこどもをきちんと育てることができるのだろうか?何が必要で何がいらないのか、こどもの為に本当に必要なものは何か。

こどもを育てる環境を語る上で、棒切れと大地があればそれだけでいいという考え方、或いはとことん考えられマニュアル化されたカリキュラムの中で育てるという考え方、そのどちらもが、「社会」という「普通」の環境からは切り離された考え方のような気がしてならない。今の社会は決してこどもにとって素晴らしい環境とはいえないが、こども自身の「生きる力の獲得」を望むのであれば、この社会の中で学ぶこと、生きることを教える必要があるのではないか?その根本である「こども力」を引き出すデザインがどこかにあるような気がする。

すべてはバランスである。こどもが元気よく野原を駆け回っていたあのころに時間を戻すことはできない。 環境なのか、モノなのか、愛なのか、お金なのか。こどもに本当に必要なものは何か。 デザイナーにできることは何か考える。
advantage series :
若いデザイナーやクリエーターがトータル・プロデュースするシリーズ企画展。今回はその第2弾。
主催:(株)国際デザインセンター
共催:デザインコンベンション振興委員会
企画:Joint Project N/N
協賛:名古屋芸術大学株式会社ホームズパレットリアルスタイル有限会社Carafe/(株)ゾーン・シー有限会社スコープ
お問合せ:国際デザインセンター Tel:052-265-2106
コドモ式トークショウ
2004.12.18 sat. 13:00-16:00
名古屋芸術大学内 B棟2F 大講義室
今回の出品デザイナーたちが“こども”をキーワードに「デザインのこれから」をクロストークによって考えます。
 
[ 出品者 ]
canade
大場智博 Tomohiro Ohba
岡部健作 Kensaku Okabe
山本尚明 Naoaki Yamamoto
2001年家電メーカーに就職、出会う。
活動歴:
2003年4月 第4回シャチハタデザインコンペ「一席」
2003年5月 デジスタ 岩井俊雄セレクション出品
2003年8月 デジスタ クワクボリョウタセレクション「ベストセレクション」
CEMENT PRODUCE DESIGN.LTD
1999年設立。「日常に起こるコトに精一杯の眼差しを。奇抜で美しいだけでなく改めてニッポンの素材を再考しよう」をテーマにグラフィックデザイン、ウェブデザイン、プロダクトデザインを手段に活動中。
バンダイカグプロジェクト参加、ユニクロ企業コラボTシャツデザインプロデュース等。
だるま作業所 Dharma works
2002年夏にはじめる。 それぞれの自立を支援する作業所として、 共働的なものづくりをつづける日々。 現在は3名。薮内新太、和田蔵、小川良子。
林裕輔/安西葉子/秦直美の3名によるデザインチーム。
プロダクトデザインを中心に、グラフィック、空間、建築に至るまでカテゴリーをこえて制作活動を展開中。柔軟なアイデアによって様々な方向から問題を解決することを目的とし、日常生活における疑問点、問題点を日々ドリルで掘り下げている。自らのコンセプトを忠実に発信するためにオリジナルプロダクトの販売も行っている。
谷野大輔 Daisuke Tanino
(フォノンデザイン・フォノンカフェルーム代表)
竹内直樹 Naoki Takeuchi
(スタジオグラッペリ)
壁谷荘介 Sousuke Kabeya
(某印刷会社デザイン室勤務)
カフェに集う人々を中心に、依頼に合わせて集合と解体を繰り返しながら、グラフィック、アドヴァタイジング、建築、間を行き来する若き精鋭部隊(局地的)。思わぬ伏兵とは彼らのこと。それぞれの分野間に潜むデザインの可能性を、独特のスタイルで導き出し、見える形に置換する。インタラクティブな関係がもたらす緩やかな連帯が、そのスタイルとなっている。
溝田尚子 Naoko Mizota
1978年生まれ。名古屋市在住。名古屋造形芸術短期大学VDコース卒。同研究科卒。現在デザイン事務所勤務。
コドモ式 - advantage #02 "Kids style"