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2013.10.01
 
 
 
 
デザイン啓発事業2009

「こわしてつくろう!ダイソン親子ワークショップ」開催レポート

プレゼンテーション

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プランニング、コンセプトづくり

制作

制作

高い機能と従来にないスタイリッシュスタイリングで人気を集めるダイソンのクリーナー。2009年8月下旬、このクリーナーをモチーフに夏休み親子デザインワークショップ「こわしてつくろう!ダイソン親子ワークショップ」を開催した。

このプログラムは、ジェームズダイソン財団がプロダクトデザインや工学系の大学生向けに世界各地で行っているエンジニアリング・レクチャーやワークショップを子どもたちに向けてアレンジしたもので、開発ストーリーやデザインプロセスを通じてエンジニアリングへの興味喚起を促すことを目指している。

当日は、スタイリッシュなクリーナーが1家族に1台用意された。これを解体し、組立競争する魅力的なステップを経て、メインイベントであるクリーナーの部品やダンボールでのロボットづくりへ。「私の考える○○をするロボットを作る」というもので、ここでコドモながらデザイン・プロセスを疑似体験することに。○○をするロボットについて考え絵と文で白紙の上に表現(プランニング、コンセプトシートづくり)し、制作、最終的には参加者の前でプレゼンした。
 考えを整理し、発表するという、図画工作教室とはひと味違った、デザインならではのワークショップになった。

◎「こわしたり、組み立てたりするのも楽しかったけれど、普段手にすることのない部品でロボットが作れて、考えるのがおもしろかった」と子どもが言っていました。(30代女性)
◎子どもたちが自分たちの発想で自由にワークできたことがとても良かった。今日の生き生きとした顔を見て参加できてよかったと思った。(40代女性/主婦) 
◎考えて→作って→発表するプロセスは、子どもたちにデザインの楽しさを体験してもらうよいイベントだ。(40代男性/デザイン関係職) 
(参加者アンケートより )

こわしてつくろう!ダイソン親子ワークショップ
期日:2009年8月22日・23日
会場:デザインギャラリー
対象:4~10歳の子どもと保護者
定員:各15組
主催:デザイン事業推進委員会(名古屋市・株式会社国際デザインセンター・中部デザイン団体協議会)、ジェームズダイソン財団

(初掲:IdcN Annual Report 2009/2010年6月)