ニュース&レポート

2013.10.01
 
 
 

国際若手デザイナーワークショップ2009 開催レポート

「未来スコープ—大きく、小さく、見つめる ナゴヤのコレカラ—」

サイン計画/「i NAGOYA」/Team A

ノベルティ/ナゴヤの「ちょっといいもの」/Team B

地図/堀川地図「天地人」/Team C

新聞/「名古屋なるへそ新聞」/Team D

映像デザイン/〈等身大〉というスケール 歩く・見る・気づく/Team E

国内外の次世代を担うデザイナー、企業の若手クリエイターや大学の研究者・学生を対象に、多様な文化創造を図る、視野の広いワークショップとして開催している国際若手デザイナーワークショップ。

2009年度は、名古屋市のユネスコ・クリエイティブ・シティズ・ネットワークへの加盟を受け、より環境に配慮したテーマ「サスティナビリティ」をキーワードに、名古屋における『残したいもの・残すべきもの・伝えたいもの』、都市の持つ潜在的な資産を考察。その資産をどのように有効活用していくのか、モノのデザインにとどまることなく、人を導くためのシステムやプロセスなどのデザインに取り組んだ。

参加者はテーマによって5つのグループに分かれ、それぞれのチームでフィールドリサーチを実施。国際デザインフォーラムで、チームごとに地図・ノベルティグッズ・新聞・映像デザイン・サイン計画の5つの異なった媒体で提案を発表した。

主催:クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会(名古屋市・株式会社国際デザインセンター・名古屋商工会議所・中部デザイン団体協議会)

 

【提案】

Team A: サイン計画
インスピレーション/The Sign of Life/Dot: Daru/i NAGOYA
リサーチ先:名古屋駅周辺(ミッドランドスクエア展望台)、円頓寺商店街、名古屋城、大須商店街、四間道(川伊藤家見学、エリア散策)
ディレクター:アンソニー・ガンジュウ/CURB Media Limited マネージング・ディレクター
www.mindthecurb.com
伊藤恭行/建築家・名古屋市立大学芸術工学部准教授・博士(工学)

www.c-and-a.co.jp

Team B: ノベルティ
ナゴヤのノベルティ「ちょっといいもの」

リサーチ先:トヨタテクノミュージアム産業技術記念館、ノリタケの森、名古屋城、徳川園、文化のみち(二葉館見学、エリア散策)、常滑(INAXライブミュージアム、焼き物散歩道散策)
ディレクター:三宅一成/MIYAKE DESIGN主宰
www.kazushigemiyake.com
チェ・キョンラン/デザイナー・韓国国民大学教授

Team C: 地図
堀川地図「天地人」

リサーチ先:座学「堀川の今昔」(講師:末吉順治氏)、堀川(船からの視点/堀川周辺散策)
ディレクター:リン・パンソン/グラフィックデザイナー・国立台湾師範大学美術系教授
小谷恭二/名古屋学芸大学メディア造形学部教授・小谷恭二デザイン事務所主宰
サポート:小川明生/グラフィックデザイナー・株式会社ティエムシー代表

Team D: 新聞
名古屋なるへそ新聞

リサーチ先:大須、今池、覚王山周辺
ディレクター:山田 亘/写真 メディア表現・アート キャラバン(PAC)主宰
村田 仁/詩人

Team E: 映像デザイン
〈等身大〉というスケール 歩く・見る・気づく

リサーチ先:山給水塔、名古屋港、その他、名古屋市郊外各所
ディレクター:池側隆之/名古屋大学大学院国際言語文化研究科准教授
山崎 剛/人類学者・Olduvai Industry代表

■国際若手デザイナーワークショップ「未来スコープ—大きく、小さく、見つめる ナゴヤのコレカラ—」参加者
愛知産業大学、名古屋学芸大学、名古屋芸術大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学、名古屋造形大学、名古屋大学の学生と、若手デザイナーら合計38人

(初掲:IdcN Annual Report 2009/2010年6月)

※提案作品の詳細はクリエイティブ・デザインシティなごやのウェブサイトでご覧いただけます。