「手づくり針穴写真機とその写真展」vol.13

昨年まで「創作ピンホールカメラとその写真展」として開催されてきた同展が、13回を迎える今回から、より親しみやすく「手づくり針穴写真機とその写真展」と改名。さまざまなジャンルのデザイナーや陶芸家、イラストレーター、アーティスト、カメラマンなどがこれまで同様に、デジタルの時代に超アナログの写真機「針穴写真機(ピンホールカメラ)」を創り、そのカメラで撮影した個性あふれる写真が展示されます。

同展の最大の特徴は、展覧会名称にある通り、写真展に世界でただひとつの「手づくり針穴写真機」があわせて展示されることにあります。カメラの制作過程ではシャッターやフィルムホルダーなどの複雑な構造の組み立てが要求されますが、針穴写真の愛好家であるさまざまな職業の出展者は、カメラのデザイン・構造への工夫・写真の構成など、全員が各自の技術とアイデアを駆使して、オリジナル性を競っています。写真好きな方はもとより、老若男女、写真に興味のない方にも楽しんでいただける会場構成が期待されます。

昨今のデジタルの進化には目を見張るものがありますが、作る楽しみ、撮る楽しみ、写真が出来上がってきた時の楽しみといった、手づくり写真機特有の廻りの雰囲気や空気をレンズ代わりとして撮影した写真で、デジタルでは味わえない超アナログ写真の世界をご堪能ください。

■出品者(26人)
青木広大(塾講師)、青木泰広(図面屋)、石原勝昭(名古屋コーチン工房)、大手久美(針穴写真家)、大場典子(針穴写真家)、加藤完(デザイナー)、熊崎勝(絵師・ピンホール写真研究家)、熊沢甫(インダストリアルデザイナー)、佐藤栄治(造形作家)、末松啓輔(CGクリエーター)、鈴木貞弘(フォトグラファー)、高橋真一(グラフィックデザイナー)、竹村廣士(プリンティングディレクター)、タミヤアキラ(会社員)、中嶋亜紀(フォトグラファー) 、ナガノマサキ(イラストレーター)、なるさわいつお(イラストレーター)、西尾香美(イラストレーター)、藤谷慶子(フォトクリエーター)、舟橋辰朗(インダストリアルデザイナー)、松嶋真(針穴写真家)、水谷芳春(公務員)、吉田信治(デザイナー)、吉村孝司(グラフィックデザイナー)、若林敦子(フォトグラファー)、渡邊潤一(建築家)

会場 デザインギャラリー
〒460-0008
名古屋市中区栄3-18-1
ナディアパーク・デザインセンタービル4階

アクセス

日時 2016年9月21日(水)〜 2016年9月26日(月)
12:00 〜 19:00
(最終日は17:00まで)
休日 無休
費用 無料
主催

針穴写真機展実行委員会、株式会社国際デザインセンター

問い合わせ先

デザインギャラリー(会期中会場専用tel052-265-2126)


展示作品イメージ(昨年の出展作品より)


「手づくり針穴写真機とその写真展」vol.13(ポスターイメージ)