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入選/Honorable Mention

タイトル: HOHODUE -thinking is doing

コンセプト: 「誰かのために」と考える、想像する。
困っていることはないか、悩んでいることはないか、自分にできることはないか、、、。
人は誰かを想像したとき、すでに「想い」は「行動」を伴っている。
しかし、人が年をとったとき、身体が不自由であったとき、行動に移すことが困難になる。
誰かを思うとき、自然と頬杖をしていることは誰でもあるだろう。
考えることから、行動へ移るまでの補助ができる、頬杖のような身近な「HOHODUE 」を提案したい。
ユーザーイメージは、まだ介護手を大きく必要としない、「自立した生活」が行える方をターゲットにする。
* 素材:チェリー
現在、市販の杖は冷たいイメージのアルミ製が多く見られる。
また、介護度が高い方向けのものが多いため、今回は家具のような感覚で手に取ってもらえる素材を考慮した。
* 提案の使用シーン想定
使用シーンのイメージは女性。細かな家事が多いことが想定されるため、室内向けにした。
素材の質感もインテリアの一部と感じやすい木材とすることで、より身近にすることを目指した。

コメント: 介護予防として、女性をユーザーターゲットに、室内で家事などをおこなう場合のサポートの役割を果たす。形状も、正しい姿勢をサポートする目的で考えられている。
今後、高齢者の介護コストはますます高額になると予想されるが、自立を助けるこのような道具ができることで、そのコスト削減にもつながる。
プロトタイプの強度には多少不安があるが、今後の改良に期待したい。

Profile

受賞者名: 大鋸 幸絵/Sachie Ohga

生年月日: 1981年11月17日

性別: 女性

国籍: 日本

学歴: 東北芸術工科大学・デザイン工学部生産デザイン学科 卒業

職業: 企業内デザイナー/フットマーク株式会社

  展覧会など
TETSUSON2003 参加
ラッキーストライクジュニアアワード最終ノミネート

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