1920年代のアール・デコの世界的流行はインテリア分野にも幾何学的なフォルムや装飾パターンで影響を与えたが、1930年代に入るとアメリカならではの変化が現れる。フォルムや装飾パターンはよりシンプルに変化し、大きな曲線を描くすっきりしたスタイルが登場。この大型ソファに見られるツートーンカラーの配色もこの時期の特徴の一つで、シックな灰色系のカラーリングがシンプルでありながらモダンな印象を与える。