総アルミ製のオイル・ライター。装飾を廃し、金属の質感と八角形の幾何学的なフォルムだけを強調したデザイン。ライターは1910年代後半から製造が開始され、ヤスリ状の回転ドラムに「フリント」と呼ばれる小さな火打ち石を押し付け、発生した火花から引火させる仕組みが基本となった。オイルライターは揮発性の高い油を染み込ませた芯に引火させるもので、当時は頻繁に補充を必要とした。