[展覧会概要]
2005年日本国際博覧会記念特別企画
オーストリア学生設計コンペティション入賞入選作品展
2005年9月15日(木)〜10月2日(日) 開催

 

持続可能な建築物 自然素材による驚きの解決策

 

テクノロジーの進歩は、自然の生態系(サイクル)と一体化していくものでなければならなず、その価値は、
要件を満たしつつ、天然資源の消費をどの程度まで許しているかという見地から評価されるべきものである。
二酸化炭素の排出量に言及した京都議定書に盛り込まれたような環境目標は、
最終的にリサーチの結果を導入することにより初めて成就する。
自然の摂理(自然の叡知)に則ったハイテクによる解決策が、決定的な役割を果たすものとなるのである。

 

オーストリアの最近のリサーチによると、同国の建築業界では、
現代的なビルの建設に要する資源消費を通常のわずか10分の1にまで軽減することに成功しているという。
「S-House」プロジェクトでは、天然素材とその他の再生可能な資源の利用、
あるいは、バイオミメティクス技術の応用や、
生物学上(自然)の連環とテクニカルサイクル(産業システム)との間に生まれる分離等によって、
上記のテーマが実現される形を示している。

 

2005年6月、学生を対象に東京と名古屋でワークショップが開催された。
「S-House」プロジェクトを紹介したこのワークショップでは、
巨大な知恵の宝庫ともいうべき伝統的な建築物の調査を通して、
自然に学ぶことや、再生可能な資源の知的利用、伝統的技法とコンテンポラリー・デザインの融合等、
人々の健康と環境に配慮した持続可能な建築物についての現代的解決策を導き出すことを目指した。
持続可能な今日的デザイン手法と伝統技術の融合を土台にすることによって、
環境と建物、住民の健康と安寧は、増強され護られていくのである。

 

 


「持続可能な建築物 自然素材による驚きの解決策」オーストリア学生設計コンペティション入賞入選作品展

本展では、再生可能な資源から造られた建物や建築資材の潜在能力が伝わってくるような作品をビジュアルな形で披露。ヨーロッパでもっとも優れた持続可能性を追求した実践企画の1つ「S-House」プロジェクトとともに、日本を代表する大学の学生たちの優秀な作品を展示。学生の作品は、2005年6月、学生を対象に東京と名古屋で開かれたワークショップをふまえ制作された作品から、入賞入選作品を展示します。

会期=2005年9月15日(木)〜10月2日(日)11:00〜20:00(入館は19:30まで)◎会期中無休
会場=国際デザインセンター・デザインミュージアム
(〒460-0008名古屋市中区栄3-18-1ナディアパーク・デザインセンタービル4階)
入場料=一般300円、学生200円(常設展示を含む)
※期間中、作品解説ギャラリートークを行います。詳細は決まり次第このサイトで紹介いたします。

主催=
オーストリア大使館商務部
オーストリア連邦産業院・EXPO 事務局
ウィーン工科大学適合技術センター
(株)国際デザインセンター
東京大学
東京造形大学

共催=
中国木材(株)
名古屋工業大学(若山/北川研究室)
STENUM (オーストリア)

後援=
オーストリア連邦運輸・改革・技術省
低オーストリア州政府
シュタイヤーマルク州政府

企画=
ウィーン工科大学適合技術センター

プロデュース=
キュー・リーメイ・ジュリヤ/国際デザインセンター海外ネットワークディレクター

 

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