古川 亮太郎
Ryotaro Furukawa

早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院修士課程(都市計画専攻)修了後、(株)日本総合計画研究所を経て、2006年古川亮太郎建築設計事務所を設立。建築、ランドスケープ、アーバンデザインを通して、人と環境、人と人、人と物の相互的な関係を生み出す環境を目指す。それぞれ生活スタイルの異なる家族間や近隣との繋がり、街並みと建物の関係、人と周辺の動植物との関わり、手触りや視聴覚などの人間の五感を通じた物との繋がり、内部と外部の関係といった、現代の都市環境の中で失われがちな関係を見直すことで、日常生活を総合的な環境として再編することに注目。現代社会の中でバラバラになった糸を繋ぎ合わせることにより、かつて日本の集落や民家や庭園といった環境があたりまえに持っていた、人と物と環境の間の細やかな相互関係を取り戻すことに情熱を傾けている。

■主な作品
「国立の家」/2006年(写真)
母親(60代)と息子夫婦(30代)・双子(3歳)の2世帯3世代の2つの家。個人・家族のそれぞれを完全に独立させた上で、家族間や環境との繋がりを持たせるという関係が、配置から詳細計画までさまざまなレベルで重層的に計画されている。


<< Previous
a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z
(姓名アルファベット順で出品者と作品を掲載しています)
Next >>