ナゴヤプロジェクト8

概要

　「プロジェクト8」の“8”は丸に八で表される名古屋市の市章の“８”を意味します。開府400年の長い歴史と独自の文化をもつ名古屋が、多くのデザイン教育機関とデザイナーを抱える都市でもあることはあまり知られていません。国際デザインセンターでは、これらの人材資産を活かし、地域とデザインをより密接につなぐブランディング事業として【ナゴヤプロジェクト8/Nagoya Project 8 (NP8)】を立ち上げました。当地域在住、出身のデザイナーらとタッグを組み、改めて風土や歴史、地域色の面白さを掘り起こすことで、新しい“名古屋デザイン”の提案に挑戦します。
　プロジェクト成果をお披露目する展示は、地元名古屋の若手デザイナーらによる「NAGOYA DESIGN WEEK 2010」に出展。名古屋らしさを新しいフォントで提案する「金シャチフォントプロジェクト」と、名古屋を誇る“メ〜ブツ”＜メ〜（名古屋の）ブツ（商品・土産）＞を考える「メ〜ブツ勘考委員会」の2つの提案をご紹介します。「メ〜ブツ展」は昨年から続く活動の中からアイデアをブラッシュアップして一部商品の製品化を果たし、新たなメンバーとアイデアを加えてのパワーアップ展、「金シャチフォントプロジェクト」は、名古屋城や金シャチのエッセンスを注入したオリジナルフォントプランを発表、開府400年の好機になごや弁かるた（製作：東海テレビ）において、初の活用事例を生み出しました。デザイナーの熱意あふれる“名古屋デザイン”が新しい名古屋の魅力に気づく小さなきっかけとなれば幸いです。