デザイン学生自主展示企画 Think!：変化の大きい時代の中で、デザインに何ができるのか？
国際デザインセンターでは、「社会とデザイン」をキーワードに、当地域のデザイン系学生自らが「考える」自発的な展示企画を公募。社会に目を向け、考え、行動する、優れた活動を応援します。
今回、2回目の開催となる「Think! 2023」では、審査を経て2者の企画を選出。名古屋市立大学の学生4人がそれぞれの卒業制作をベースに再構築した「出発展」と、愛知県立芸術大学大学院の学生による「まぬけ」とみなされる事象を観察し作品化した「まぬけの研究所」の合同展示会で、応募学生自らが展示会を運営します。

出展者コメント
「出発展」
身近な課題に対して、自分たちが学んできたグラフィックデザインを通してアイデアを形にしました。それぞれテーマも作品の形態も異なる展示ですが、これから新たに社会と関わる人生を歩む4人の“出発点”となるような展示会です。

「まぬけの研究所」
「まぬけ」とみなされる事象は、本人が意図せず行った行動に第三者が勝手に面白さを見出して生まれると定義できます。このように世界を見ると、規範ばかりの社会生活がとたんに遊び心に溢れてくるのではないでしょうか。本企画では、社会生活の観察から生まれた私が「まぬけ」と呼ぶ作品が、息苦しい現代社会にホッとした気分をもたらすきっかけとなることを目指します。